ヤバいクレーマーのSUSURU TV 脚本

○濃厚豚骨 豚無双の前

店主、カウンターに座り新聞を読んでいる。

SUSURU、引き戸を勢いよく開け、券売機で買った券をカウンターに叩きつける。腕組みをしたまま座るSUSURU。

店主、急ぎめにラーメンを作り始める。

SUSURUは腕組みをしながら前を見続けているがどこを見ているのかは分からない。

店主、ラーメンをカウンターに置く。

SUSURU、ラーメンの丼を手元へ持ってくると大声で、

SUSURU「こちらが、濃厚とんこつ豚無双さんの、濃厚無双ラーメン、海苔トッピングです!」

店主、カウンターに水の入ったコップを置くと、

SUSURU「うっひょ〜〜〜〜〜〜!」

と、叫びながらコップを弾き飛ばす。

店主「すいません、すいません……」

と、謝りながらコップを片付ける。

その間腕組みするSUSURU。

店主、チャーシューをトングで丼に入れる。

店主「せめてもの謝意です」

SUSURU、レンゲを持ち、大声で

SUSURU「いただきま〜す!」

と言い、スープを飲むと、

「コラ〜〜〜〜!!!!!!!!」

と言いながらレンゲを投げ卓上調味料を全てなぎ倒す。スープの中には虫が入っていた。

店主「誠意です」

と、店主、即座にチャーシュー丼を用意する。

SUSURU「お次に、圧倒的存在感の極太麺を、啜る〜!」

と、麺を啜った途端、丼を投げつける。麺の中に混じる、髪の毛。

SUSURU「殺すぞ〜〜〜〜〜!!!!!!!」

と言いながら厨房に入り込み、器具をめちゃくちゃに叩き落とす。

店主、何度も土下座をするが、SUSURUの猛攻は止まらない。